公開映画祭

「冷たい熱帯魚」は2010年に以下の3つの映画祭で上映された。

サスペンス映画特集

第67回ヴェネツィア国際映画祭

第67回ヴェネツィア国際映画祭は、2010年9月1日から10日にかけて開催された。審査委員長はアメリカ合衆国の映画監督のクエンティン・タランティーノが務め、金獅子功労賞はジョン・ウーが受賞する。オープニング作品はダーレン・アロノフスキーの『ブラック・スワン』である。

ラインナップ

日本語題 原題 監督 製作国
オープニング ブラック・スワン Black Swan ダーレン・アロノフスキー  アメリカ
クロージング テンペスト The Tempest ジュリー・テイモア  アメリカ

コンペティション部門

以下の作品が金獅子賞を争った。

日本語題 原題 監督 製作国
『ブラック・スワン』 Black Swan ダーレン・アロノフスキー  アメリカ
La pecora nera アスカニオ・チェレスティーニ (Ascanio Celestini)  イタリア
『SOMEWHERE』 Somewhere ソフィア・コッポラ  アメリカ
Happy Few アントニー・コルディエ  フランス
『素数たちの孤独』 La solitudine dei numeri primi サヴェリオ・コスタンツォ  イタリア ドイツ フランス
Овсянки アリェクセイ・フョードルチェンコ (Aleksei Fedorchenko)  ロシア
Promises Written in Water ヴィンセント・ギャロ  アメリカ
『果てなき路』 Road to Nowhere モンテ・ヘルマン  アメリカ
『気狂いピエロの決闘』 Balada triste de trompeta アレックス・デ・ラ・イグレシア  スペイン フランス
Vénus noire アブドゥラティフ・ケシシュ  フランス
Post Mortem パブロ・ラライン (Pablo Larraín)  チリ メキシコ ドイツ
Barney's Version リチャード・J・ルイス  カナダ イタリア
Noi credevamo マリオ・マルトーネ  イタリア フランス
La passione カルロ・マッツァクラティ  イタリア
『十三人の刺客』 三池崇史  日本 イギリス
『しあわせの雨傘』 Potiche フランソワ・オゾン  フランス
Meek's Cutoff ケリー・ライヒャルト  アメリカ
『ミラル』 Miral ジュリアン・シュナーベル  アメリカ フランス イタリア イスラエル
『エッセンシャル・キリング』 Essential Killing イエジー・スコリモフスキ  ポーランド ノルウェー ハンガリー アイルランド
『ノルウェイの森』 トラン・アン・ユン  日本
Attenberg Athina Rachel Tsangari  ギリシャ
『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』 狄仁傑之通天帝國 ツイ・ハーク  中国
Drei トム・ティクヴァ  ドイツ

コンペティション外

コンペティション外では以下の作品が上映された。

日本語題 原題 監督 製作国
『ザ・タウン』 The Town ベン・アフレック  アメリカ
『容疑者、ホアキン・フェニックス』 I’m Still Here: The Lost Year of Joaquin Phoenix ケイシー・アフレック  アメリカ
Sorelle mai マルコ・ベロッキオ  イタリア
Niente paura ピエルジョルジョ・ガイ (Piergiorgio Gay)  イタリア
Dante Ferretti: production designer ジャンフランコ・ジャーニ (Gianfranco Giagni)  イタリア
Notizie degli scavi エミディオ・グレコ (Emidio Greco)  イタリア
Gorbaciof - Il cassiere col vizio del gioco ステファーノ・インチェルティ (Stefano Incerti)  イタリア
That Girl in Yellow Boots アヌラーグ・カシャップ  インド
用心跳 スタンリー・クワン  中国
『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』 精武風雲・陳真 アンドリュー・ラウ  中国 香港
Sei Venezia カルロ・マッツァクラティ  イタリア
『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』 三池崇史  日本
童眼 3D オキサイド・パン
ダニー・パン
 中国 香港
Vallanzasca - Gli angeli del male ミケーレ・プラチド  イタリア
All Inclusive 3D ナディア・ラノッキ (Nadia Ranocchi)
ダヴィード・ツァマーニ (David Zamagni)
 イタリア
रावण マニ・ラトナム  インド
『マチェーテ』 Machete ロバート・ロドリゲス  アメリカ
1960 ガブリエレ・サルヴァトレス  イタリア
La prima volta e Venezia アントネッロ・サールノ (Antonello Sarno)  イタリア
Vittorio racconta Gassman, una vita da Mattatore ジャンカルロ・スカルキッリ (Giancarlo Scarchilli)  イタリア
A Letter to Elia マーティン・スコセッシ
ケント・ジョーンズ
 アメリカ
『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』 清水崇  日本
『サヴァイヴィング・ライフ-夢は第二の人生-』 Přežít svůj život ヤン・シュヴァンクマイエル  チェコ
『テンペスト』 The Tempest ジュリー・テイモア  アメリカ
L’ultimo gattopardo: ritratto di Goffredo Lombardo ジュゼッペ・トルナトーレ  イタリア
Passione ジョン・タトゥーロ  イタリア
Lope アンドルーシャ・ワディントン  スペイン /  ブラジル
『レイン・オブ・アサシン』 Jianyu ジョン・ウー
Su Chao-pin
 中国 /  香港
Taikong xia 3D チャン・ユアン  中国

イタリアコメディ回顧展

1937年から1988年のイタリアのコメディ映画が上映された。

日本語題 原題 監督 公開年
Le quattro verità アレッサンドロ・ブラゼッティ 1962
Non ti pago! カルロ・ルドヴィコ・ブラガリア 1942
I cuori infranti ヴィットリオ・カプリオーリ 1963
Casotto フランコ・チッティ 1977
Io non spezzo... rompo ブルーノ・コルブッチ 1971
Il domestico ルイジ・フィリッポ・ダミーコ 1974
Allegri masnadieri マルコ・エルテール (Marco Elter) 1937
『街のみんなが歌う』 Tutta la città canta リッカルド・フレーダ 1945
Lo scatenato フランコ・インドヴィナ 1967
Imputato, alzatevi! マリオ・マットリ 1939
È arrivato il cavaliere マリオ・モニチェリ
ステーノ
1950
Guardie e ladri マリオ・モニチェリ
ステーノ
1951
Fracchia la belva umana ネーリ・パレンティ 1981
L'onorata società リッカルド・パッツァリア (Riccardo Pazzaglia) 1961
Lo scapolo アントニオ・ピエトランジェリ 1955
Il ragazzo di campagna フランコ・カステッラーノ 1984
『あきれた刑事 南の島へ行く』 Il commissario Lo Gatto ディーノ・リージ 1987
『木曜日』 Il giovedì ディーノ・リージ 1963
Le pillole di Ercole ルチアーノ・サルチェ 1962
Botta e risposta マリオ・ソルダーティ 1950
『無常なるかな人生』 Un giorno in pretura ステーノ 1954
Febbre da cavallo ステーノ 1976
Il mantenuto ウーゴ・トニャッツィ 1961
Eccezzziunale... veramente カルロ・ヴァンツィーナ 1982
Vacanze di Natale カルロ・ヴァンツィーナ 1983
Compagni di scuola カルロ・ヴェルドーネ 1988

審査員

審査員は以下の人物が勤める。

  • クエンティン・タランティーノ(審査委員長)
  • ギジェルモ・アリアガ
  • インゲボルガ・ダクネイト
  • アルノー・デプレシャン
  • ダニー・エルフマン
  • ルカ・グァダニーノ
  • ガブリエレ・サルヴァトレス

受賞

  • 金獅子賞: 『SOMEWHERE』 - ソフィア・コッポラ
  • 銀獅子賞(監督賞): アレックス・デ・ラ・イグレシア - 『気狂いピエロの決闘』
  • ヴォルピ杯(男優賞): ヴィンセント・ギャロ - 『エッセンシャル・キリング』
  • ヴォルピ杯(女優賞): アリアン・ラベド - Attenberg
  • 審査員特別賞: 『エッセンシャル・キリング』 - イエジー・スコリモフスキ
  • マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞): ミラ・クニス - 『ブラック・スワン』
  • 金オゼッラ賞(脚本賞): アレックス・デ・ラ・イグレシア - Balada triste de trompeta
  • 金オゼッラ賞(撮影賞): ミハイル・クリチマン - Овсянки

トロント国際映画祭

トロント国際映画祭(トロントこくさいえいがさい、Toronto International Film Festival)は、カナダ最大の都市トロントで毎年9月に開催される国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認の国際映画祭。1976年に創設されたノン・コンペティションの映画祭である。

概要

1976年に"The Festival of Festivals"として開催されたのが始まり。これは、世界中の映画祭で上映された優れた作品を集めて上映するというものであった。その後、多くの出 資者やオーガナイザーの助力により、世界最大の映画市場である北米にとって欠かせない映画祭に成長した。

例年300以上の作品が上映され、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模の来場者数321,000人を集める北米最大の映画祭である。また、オスカー・レースの始まりとなる重要な映画祭となっている。同じく北米最大規模の映画祭であるモントリオール世界映画祭(8月下旬から9月頭)と開催時期がほぼ重なり、競合状態となっている。ただしモントリオールはフランス語圏であるためフランス映画の出品が多く、ハリウッド映画の出品は少ない。

ファミリー向け映画に関しては別枠が設けられており、毎年4月に「スプロケッツ青少年トロント国際映画祭」(Sprockets Toronto International Film Festival for Children)」として、ファミリー映画に特化したスペシャライズド映画祭を別途開催している。

ノン・コンペティションであるため、観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)が最高賞である。日本の作品では2003年に北野武監督『座頭市』が受賞している。

2006年に授与された賞は以下の通り。

  • ピープルズ・チョイス・アウォード (The People’s Choice Award)
  • ディーゼル・ディスカバリー・アウォード (The Diesel Discovery Award)
  • 国際批評家連盟賞 (The Fipresci Prize)
  • The Citytv Award for Best Canadian First Feature
  • The Toronto – City Award for Best Canadian Feature Film
  • The Short Cuts Canada Award
  • The Swarovski Cultural Innovation Award

ピープルズ・チョイス・アウォード受賞作品

開催年 題名
原題
監督 製作国
1978 ガールフレンド
Girlfriends
クローディア・ウェイル アメリカ合衆国
1979 Best Boy アイラ・ホール アメリカ合衆国
1980 ジェラシー
Bad Timing
ニコラス・ローグ イギリス
1981 炎のランナー
Chariots of Fire
ヒュー・ハドソン イギリス
1982 テンペスト
Tempest
ポール・マザースキー アメリカ合衆国
1983 再会の時
The Big Chill
ローレンス・カスダン アメリカ合衆国
1984 プレイス・イン・ザ・ハート
Places in the Heart
ロバート・ベントン アメリカ合衆国
1985 オフィシャル・ストーリー
La historia oficial
ルイス・プエンソ アルゼンチン
1986 アメリカ帝国の滅亡
Le déclin de l'empire américain
ドゥニ・アルカン カナダ
1987 プリンセス・ブライド・ストーリー
The Princess Bride
ロブ・ライナー アメリカ合衆国
1988 神経衰弱ぎりぎりの女たち
Mujeres al borde de un ataque de nervios
ペドロ・アルモドバル スペイン
1989 ロジャー&ミー
Roger & Me
マイケル・ムーア アメリカ合衆国
1990 シラノ・ド・ベルジュラック
Cyrano de Bergerac
ジャン=ポール・ラプノー フランス
1991 フィッシャー・キング
The Fisher King
テリー・ギリアム アメリカ合衆国
1992 ダンシング・ヒーロー
Strictly Ballroom
バズ・ラーマン オーストラリア
1993 スナッパー
The Snapper
スティーヴン・フリアーズ イギリス アイルランド
1994 司祭
Priest
アントニア・バード イギリス
1995 アントニアの食卓
Antonia
マルレーン・ゴリス オランダ/ ベルギー/ イギリス
1996 シャイン
Shine
スコット・ヒックス オーストラリア
1997 The Hanging Garden トム・フィッツジェラルド イギリス/ カナダ
1998 ライフ・イズ・ビューティフル
La vita è bella
ロベルト・ベニーニ イタリア
1999 アメリカン・ビューティー
American Beauty
サム・メンデス アメリカ合衆国
2000 グリーン・デスティニー
臥虎藏龍
アン・リー 台湾/ 香港/ アメリカ合衆国/ 中国
2001 アメリ
Le fabuleux destin d'Amélie Poulain
ジャン=ピエール・ジュネ フランス
2002 クジラの島の少女
Whale Rider
ニキ・カーロ ニュージーランド/ ドイツ
2003 座頭市 北野武 日本
2004 ホテル・ルワンダ
Hotel Rwanda
テリー・ジョージ イギリス/ アメリカ合衆国/ イタリア/ 南アフリカ共和国
2005 ツォツィ
Tsotsi
ギャヴィン・フッド イギリス/ 南アフリカ共和国
2006 Bella アレハンドロ・ゴメス・モンテヴェルデ アメリカ合衆国/ メキシコ
2007 イースタン・プロミス
Eastern Promises
デヴィッド・クローネンバーグ イギリス/ カナダ/ アメリカ合衆国
2008 スラムドッグ$ミリオネア
Slumdog Millionaire
ダニー・ボイル イギリス
2009 プレシャス
Precious
リー・ダニエルズ アメリカ合衆国
2010 英国王のスピーチ
The King's Speech
トム・フーパー イギリス/ オーストラリア
2011 Where Do We Go Now?
Et maintenant, on va où?
ナディーン・ラバキー レバノン/ フランス/ エジプト/ イタリア

釜山国際映画祭

釜山国際映画祭(プサンこくさいえいがさい)とは、1996年に創設され、大韓民国の釜山広域市で毎年10月に開かれる国際映画祭。アジアの新人監督作品を中心に扱う国際映画製作者連盟 (FIAPF) 公認のスペシャライズド長編映画祭 (Competitive specialized feature film festival) である。

概要

例年、約60作品のワールドプレミアが行われる。2007年のワールドプレミア本数は65本、また同年に当映画祭(マーケットを含む)を訪れたプロモーターやバイヤー数は、アジアのFIAPF公認映画祭で最多となる3,600人であった。

長編・短編作品ともに扱う総合映画祭だが、短編作品を対象とするコンペティションはない。

マーケット

併設されている「アジアン・フィルムマーケット」(Asian Film Market) は、「香港フィルマート」と並びアジアで最も重要な映画見本市となっている。 2011年9月、海雲台区センタムシティ(Centum City)に映画祭の専用館として「映画の殿堂」が開館した。デザインを公募にオーストリアのコープ・ヒンメルブラウの案が当選され、完工した。

主な会場

  • 海雲台エリア
  • 南浦洞PIFF広場
  • 海雲台区オリンピックヨットハーバー特設会場
熱帯魚を飼おう